PTA総会の開催が中止された学校も多いと思いますが、それと併せて計画されていることが奨学金の説明会ですね。私も委託されていましたが、昨年に引き続き、今年も中止になってしまいました。
しかし、お子様の入学が延期される訳ではありませんので、今から押さえておきたいことの一つに進学費用があります。
高校卒業後に大学に進学する子の割合、ご存知ですか?
2019年の統計値では、54.67%です。
半分以上の方が、何かしら学費がかかっていることになります。昨年のコロナ禍から、奨学金を借りる方、奨学金を増額した方も増えたのではないでしょうか。
奨学金は、入学しなければ交付されませんが、申し込みに関しては、高校3年生、ちょうど今、申し込みするタイミングになります。
大学等に入学されてからの手続きになると、4月からは交付されません。そもそも入学金などに充当使用するには、親御さんの教育ローンなどで準備することになります。
奨学金も教育ローンも、申し込みしたからといって絶対に借りなければいけないものではありません。
万が一を考え、
とりあえず申し込み→本当に借りるかを考える
という手順でも大丈夫です。借りよう!と思ってすぐに実行されるものではありませんので、いざという時に備え、申し込みをしておくという考え方です。
ただ、借りる時には、
本当に借りても将来返していけそうか
という視点で、手続きをとりましょう。
4人家族の時に借りる場合の基準
詳しくは、こちらのサイトでシミュレーションを。
奨学金には、
給付型と言って、返さなくていいもの
貸与型といって返済義務があるが、無利子の第一種、有利子の第二種があります。
いずれも借りるには、一定条件があります。
給付型は、進学先の学校で別途手続きを行うことで、大学等における授業料及び入学金減免も併せて対象となります。
それ以外にも、学校独自の給付型奨学金など、返す必要のないものもあります。
借りることができる金額も、
・公立か私立か。
・自宅通学か、自宅外通学か。
で変わってきます。
どこぞのCMではありませんが、
ご利用は計画的に!!
そして、こうした話は、直前の高校3年生になってからではなく、高校1年生の今から。いや、もっと前から話しておきたいものですね。
まずは、親子で奨学金のことだけでなく、将来の夢からよく話し合いってみてはいかがでしょうか。高校選びにも関わってきますよ!!